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2025/12/18 業界の話 タイシの考え

寒い季節の手荒れ問題|美容師にとっては“仕事に直結する悩み

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こんにちは。
本庄市の美容室 HairResort Arak(ヘアーリゾートアラック)
オーナー兼美容師の大志(タイシ)です。

当店で実際に施術した内容やアドバイスをお伝えします。

こんな方におすすめ

  • 髪型が毎朝まとまらない
  • パーマやデジタルパーマでスタイルを楽しみたい
  • 縮毛矯正に興味はあるけど、不自然になるのが不安
  • できるだけ楽にスタイリングしたい
  • マンツーマンで施術を受けたい
  • レディースシェーブやブライダルシェーブがやりたい

当店の施術のこだわり

HairResort Arakでは、
お客様一人ひとりの髪質・クセ・骨格に合わせて、
薬剤の選定・施術工程・アイロン操作を最適化しています。

その結果、乾かすだけでキレイにまとまるスタイルを実現できます。

寒くなってくると、一気に来ますよね…。
美容師にとって手荒れは「あるある」じゃなくて“死活問題”。タイシも一時期はかなり酷くて、手が握れない何をしても改善しない
ついにはお医者さんから「美容師を辞めた方がいい」と言われたこともありました。

でも、原因と対策を「根本から」見直したことで、今は冬に多少荒れる程度で済むようになっています。

この記事では、タイシが実際にやって効果があった“現場で続けられる手荒れ対策”をまとめます。


結論:タイシの手荒れが落ち着いた最大の理由は「シャンプー剤の見直し」

まず結論から言うと、タイシの場合は手荒れの原因の中心が「毎日のシャンプー剤」でした。

アシスタント時代、品質の良くないシャンプーで毎日20〜30人をシャンプーするような日々。

この時は本当に手がボロボロで、何をしても改善せず、皮膚科通いが続きました。

スタイリストになって多少マシにはなっても、根本解決にはならず…。

独立後も、手荒れはずっと悩みの種でした。

そこから転機になったのが、ある美容師仲間の集まりで学んだ
「手荒れの原因になる可能性が高い洗浄成分を見直す」という考え方。

そして、主成分から見直していった結果、手荒れが一気に改善しました。

※ここが“オリジナルシャンプー誕生の瞬間”でもあります。


タイシが今やっている「手荒れを最小限にする」ルーティン

① ゴム手袋は業務用で固定(薬剤に素手で触れない)

使っているのはオカモトの業務用ゴム手袋

ポイントは、とにかく劇物(薬剤)に素手で触れないこと。

「天然100%なら大丈夫」ではなく、天然でも直では触れない。これだけでも酷い荒れ方を防げます。

② お湯(温度)が地味に強敵。できるだけ“熱いお湯”を避ける

タイシは熱いお湯に手を触れないようにしています。

シャワー温度は39℃くらいに設定。

美容師って、気づくと手をお湯にさらしてる時間が長いので、ここはかなり影響あります。

③ 皮膚が割れたら「即、保護」=手荒れ保護フィルム

割れたところ、ヒビが入ったところはすぐ保護します。

放置すると、そこから悪化して「治らないループ」に入りやすい。

④ 営業後の“クールダウン”で落ち着かせる

冷たいけど…営業終了後に手を水に浸けてクールダウンします。

「炎症を落ち着かせる」イメージ。これもタイシには合ってました。

⑤ ハンドクリームは“使わない派”。ただし、必要な時は乳液を使う

タイシは基本ハンドクリームは使いません

理由は、肌が弱くて成分によって逆に荒れることがあるから。

ただ、乾燥が酷すぎる時は例外で、アラックにもある「モイスチャークィーン」という乳液を使うことがあります。

(“何でも塗ればOK”じゃなく、合うものを選ぶのが大事)


【実例】先週の手荒れが「2日」で落ち着いた流れ(写真あり)

先日、1週間働いた後に手荒れが出ました。

でも今回は、やることを絞って「刺激を与えない・守る」を徹底して、2日で自己修復できました。

1週間働いた後:手荒れ状態(先週)

美容師の手荒れ:先週1週間働いた後の手の状態(指に赤み・乾燥・ヒビ)
先週の1週間の仕事で手荒れした状態(写真1)
美容師の手荒れ:手の甲の赤み・炎症が出ている状態
先週の1週間の仕事で手荒れした状態(写真2)

連休1日目:保護して刺激を避けた状態(1日目)

この日は「治す」よりも、悪化させないを優先。

  • 割れているところは保護フィルム
  • 極度に乾燥させない
  • 刺激(熱いお湯・薬剤)を避ける
手荒れの経過:連休1日目の手の状態(保護後)
連休1日目(保護した状態)
手荒れの経過:連休1日目の手の状態(乾燥・赤みが残る)
連休1日目の状態(写真)
手荒れの経過:連休1日目の手の状態(指の乾燥とヒビ)
連休1日目の状態(写真)
連休1日目:中指だけ割れているが他は塞がり始めた手の状態
連休1日目:中指だけ割れているけど、他は塞がった状態

定休日2日目:中指の傷も完全に塞がった(2日目)

手荒れの経過:定休日2日目に中指の傷が塞がった状態
定休日2日目:中指の傷も完全に塞がりました

使ったアイテム(写真)

手荒れ保護フィルム(割れたら即保護)

手荒れの傷保護に使った手荒れ保護フィルム(フィットバンN)
キズ保護に使った「手荒れ保護フィルム」

乾燥が酷い時だけ使う乳液(モイスチャークィーン)

乾燥が酷い時に使う乳液:Moisture Queen(モイスチャークィーン)
あまりにも乾燥が酷い時に使う乳液(モイスチャークィーン)

注意:無理はしない。酷い時は皮膚科も「正解」

ここまで書いた通り、タイシはここ数年は皮膚科に行っていませんが、

あまりにも酷い時は皮膚科を受診して薬をもらうのも、もちろん大事な手段です。

特に、

  • ジュクジュクしてくる
  • 痛みが強くて仕事に支障が出る
  • 赤み・かゆみが広がる
  • 何をしても良くならない

こういう時は、我慢より早めの受診が安心です。

注意ポイント

皮膚科で処方される薬は即効性が高く
効果をすぐに実感できる物ですが
使いすぎると慢性的な手荒れで悩む事になります

使用期限や用法・容量を守って使いましょう


まとめ:手荒れは“気合い”じゃなく「原因の見直し」と「守り方」で変わる

美容師の手荒れって、我慢しても強くならないです(むしろ悪化します)。

だからこそ、タイシは

  • シャンプー剤(洗浄成分)を見直す(1番重要)
  • 薬剤に触れない
  • お湯の温度を下げる
  • 割れたら即保護
  • 営業後にクールダウン

このあたりを“続けられる範囲”で徹底して、冬場も最小限で過ごせるようになりました。

同じように悩んでる美容師さんのヒントになったら嬉しいです。


※本記事は体験談であり、医療的な診断・治療を目的としたものではありません。症状が強い場合は医療機関にご相談ください。

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