こんにちは。
本庄市の美容室 HairResort Arak(ヘアーリゾートアラック)
オーナー兼美容師の大志(タイシ)です。
当店で実際に施術した内容やアドバイスをお伝えします。
目次
こんな方におすすめ
- 髪型が毎朝まとまらない
- パーマやデジタルパーマでスタイルを楽しみたい
- 縮毛矯正に興味はあるけど、不自然になるのが不安
- できるだけ楽にスタイリングしたい
- マンツーマンで施術を受けたい
- レディースシェーブやブライダルシェーブがやりたい
当店の施術のこだわり
HairResort Arakでは、
お客様一人ひとりの髪質・クセ・骨格に合わせて、
薬剤の選定・施術工程・アイロン操作を最適化しています。
その結果、乾かすだけでキレイにまとまるスタイルを実現できます。
「表面はそんなにうねって見えないのに、内側だけ強くうねる」
「耳後ろだけすごく広がる」――そんなお悩みを持つ方は意外と多いです。
今回は、日本人に一番多い強めの波状毛を、できるだけダメージを抑えながら
自然なストレートに仕上げた縮毛矯正の施術例をご紹介します。
今では薬剤とアルカリコントロールのバランスを見直し、安定してキレイに伸ばせるようになりました。
同じようにクセでお悩みの方の参考になればうれしいです。
今回のゲスト様の髪の状態(ビフォー)



写真は写せないですが顔周りもかなり強いです
髪質は柔らかめでダメージしやすい髪です。
毛先に多少のダメージはありますが、カラー歴は1年以上はなく、縮毛矯正の土台としては悪くない状態です。
ただ細い柔らかい毛質なので薬剤のダメージを受けやすいので
薬剤選定には慎重にならないといけません
日本人に多い「強めの波状毛」とは?
今回のゲスト様のような波状毛は、日本人に一番多いクセのタイプです。
・濡れている時は比較的まっすぐ
・乾くと内側でうねり出す
・表面は落ち着いて見えるのに、内側と耳後ろだけモコッと膨らむ
このタイプは「なんとなく扱いづらい」「梅雨だけ急に広がる」と感じている方が多く、
本人も“自分が縮毛矯正レベルのクセだと気づいていない”こともあります。
カウンセリングで大切にしていること
Arakでは、縮毛矯正のカウンセリングの際に、まずは
- どの部分のクセに一番ストレスを感じているか
- 仕上がりは「しっかりストレート」か「自然なストレート」か
- 今後も伸ばしていきたいのか、カットで変えていきたいのか
といった点を丁寧にお聞きしています。
一時期“酸性縮毛矯正”が流行しましたが、この技術はとても繊細で
薬剤の扱いを誤るとクセが伸びなかったり、逆にダメージが残ったりと難しい側面もあります。
私自身も当時この技術に悩んだ時期がありましたが
試行錯誤を重ねて、今では髪にとって負担の少ない形で、安定して伸ばせるバランスを確立しました。
縮毛矯正は“薬剤を付ければ伸びる”という単純な技術ではありません。
どれくらい浸透させるか、髪にどんな反応を起こさせるか、その土台になるのがアルカリコントロールです。
- アルカリを弱くすると膨潤が少なくダメージは減るが、クセは伸びにくくなり高度な技術が必要
- アルカリを強くするとクセは伸ばしやすいが、その分髪への負担が大きくなり、長期的にはハイダメージにつながる
このバランスをどう組み立てるかが、縮毛矯正の仕上がりとダメージを左右します。
「その日だけまっすぐになれば良い」ではなく、1年後・3年後もキレイな髪でいられるように。
そんな気持ちで薬剤選定とアイロン操作を行っています。
施術の流れ
1.薬剤選定と塗布
根元~中間はクセの強さに合わせて、必要なだけしっかり反応させつつ、毛先は既存ダメージを考慮してパワーを落とした薬剤を使用しました。
耳後ろや内側のクセが特に強い部分は、塗布量とコーミングの回数を微調整しながら、できるだけ均一に薬剤が行き渡るようにしています。
2.シャンプー台での中間処理
一度お流ししたあと、必要な栄養分とpH調整を行い、アイロン前に髪のコンディションを整えます。
ここでのひと手間が、仕上がりの質感と持ちの良さにつながります。
3.アイロン工程(ここが技術の見せどころ)


ロングヘアの縮毛矯正は、アイロンの角度とテンションがとても重要です。
長さがある分、毛先まで均一に熱を通すには、どうしても中腰やスクワットのような姿勢になります(笑)
・根元は立ち上がりを潰さないように浅めの角度で
・中間はクセをしっかり伸ばしつつ、折れないように丁寧にスルー
・毛先は硬くならないように熱を入れすぎない、など
一本一本の髪の「向き」と「ねじれ」をほどくイメージで、丁寧にアイロンワークを行いました。
4.2液処理~ドライ
アイロン後は2液で形を固定し、ドライ後に軽くブラシを通して仕上がりをチェックしていきます。
アフターの仕上がり




今回の縮毛矯正のポイントまとめ
- 表面はまっすぐに見えるけれど、内側と耳後ろに強い波状毛があるケース
- アルカリコントロールで、必要な部分にはしっかり効かせつつ、毛先の負担は最小限に
- アイロン角度とテンションを細かく調整して、ペタッとしすぎない自然なストレートに
- 仕上がりだけでなく、1年後・3年後もキレイな髪でいられるように設計
こんな方におすすめの縮毛矯正です
- 内側だけ強くうねって、表面とのギャップに悩んでいる
- 耳後ろや襟足がモコっと膨らみやすい
- 以前の縮毛矯正でダメージが気になり、それ以来かけるのが怖くなっている
- まっすぐすぎるストレートではなく、自然でやわらかい質感にしたい
まとめ:ダメージを抑えながら、扱いやすいストレートヘアへ
縮毛矯正は、とても奥が深く難しい技術です。
だからこそ、薬剤やアイロン操作の一つひとつに意味を持たせて
「今だけラク」ではなく「これから先もキレイ」な髪を目指したいと考えています。
内側のうねりや耳後ろの膨らみでお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。
髪の状態やライフスタイルに合わせて、無理のないプランをご提案させていただきます。
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