こんにちは
本庄市の美容室【HairResort Arak】
ヘアーリゾートアラックの
オーナー兼、美容師の大志（タイシ）です

カラー剤は
今は市販でも簡単に手に
入る事ができるので

染めるだけなら
誰でもできるという事です

では美容室で染めるのと
違いは塗り方？だけなのでしょうか
今日はそんなお話を

美容室によってカラーリングの金額の差があるのはなんで？

カラーの技術は
アシスタント時代に
教わる技術の中でシャンプーの
次くらいに覚える技術です

かなり早い段階で
身につけていく技術でもあります

つまりセルフカラーと
美容室のカラーリングの大きな
違いは技術力というのは当然です

ここに違いがなかったら
皆さんセルフで染めちゃいますよね

では美容室によって
金額差があるのは何故でしょうか？

実は技術力以外の差が
あるとしたらどう思いますか？

塗り方だけで決まらないカラーリング

今はいろいろカラー剤が存在しますので
色で困る事はほぼほぼないと思います

昔のようにカラーの色を
上手くミックスして
作り出す必要も減ってきましたね

ではカラー剤の原料の価格差が
違いを出しているのか？

これも微妙な所です
先程カラー剤をミックスする
必要がなくなったと書きましたが

カラーをミックスして作り上げる美容師さんは
少ないカラー剤の種類で色を作れますので
在庫数が少なく材料費を抑える事が出来ますが

結局のところは種類は少なくても
本数はたくさん必要ですから
大きな差が出てるとも言えないです
（チリも積もればですが・・・）

ではカラー剤の原料の価格差があるかと言えば
これも各メーカーある程度の金額差しかないので
これも極度に違いがあるとは言えませんね

例外として仕入れ価格の高価なカラー剤は
美容室でも別途料金や別メニューを作って
いるくらいですので結局そこまで違わないですよね

ではカラーリングの技術力以外の金額差は
どこから来るのでしょうか？

それは手間が
どれだけかかっているかの
違いかと思います

染めるだけで終わらないカラーリングの違いは？

技術的な話をすれば
ダメージを考えるなら
カラーの塗り分けやリタッチだけの
施術など

ダメージしている髪に
なるべくダメージをさせない
施術を行うのが技術の違いと思います

これは一般の方には
やる事ができない技術力の差です

ではそれ以外の違いとは？

それはいかにダメージに繋がる物を
髪や頭皮に残さないように
手間をかけて対処するかです

こういう処置をする事です
・アルカリ剤の中和
・弱酸性の状態に戻すPH調節
・過酸化水素の除去・抹消
・髪に必要な成分を入れて安定
などがあります

・アルカリ剤の中和

カラー剤にはアルカリ剤が入っております
このアルカリ剤が髪のキューティクルを開いて
髪の内部の成分を抜いたり、薬剤を浸透させたり
などの役割を担っております

ただカラーリングが終わった後も
このアルカリ剤は髪や頭皮に残って
いつまでも反応を続ける物です

そこでこういう役割の終わった
酸化剤などを使って
アルカリ剤を中和する必要があるんです

中和させる事で
アルカリの濃度を薄まっていき
髪や頭皮に残りにくくなりますね
そうすれば反応もなくなりますのでね

・弱酸性の状態に戻すPH調節

髪や頭皮は弱酸性の状態が
1番健康な状態です

でもカラー剤はアルカリです
しかもかなり高い数値のアルカリです

1度アルカリに傾いた頭皮や髪は
なかなか元には戻りません

だからカラーの施術が終わったら
すぐに弱酸性の状態に導いてあげましょう

カラー剤の含まれるアルカリ剤を中和したら
今度は髪や頭皮のアルカリに傾いている
状態を弱酸性に戻していきます

カラーリング後のお湯を使った乳化や
炭酸泉を使った洗浄などで
徐々に弱酸性の状態に戻す作業をしますよ

・過酸化水素の除去・抹消

カラー剤には過酸化水素という成分が
使われております

この過酸化水素が髪の明るくしてくれます
つまり　髪を脱色してくれるです

この過酸化水素カラー剤と混ざる事で
徐々に反応を終えていきますが
完全になくなる事がないんです

これが髪に残っていると
退色しやすかったり
髪が明るくなりすぎたりと
意外と厄介な存在です

だから除去・抹消です

カタラーゼと呼ばれる成分を使って
過酸化水素を水と酸素に分解します

水と酸素なら髪や頭皮に残っても
無害ですよね

・髪に必要な成分を入れて安定

カラー後の髪はダメージを受けやすい状態
だから髪に必要な成分を入れて
毛髪を強化しておきます

専用の成分を使ってしまうと
髪質改善トリートメントなどと
同じになるので
別途料金がかかりますが

通常のカラーでも
多少の対処をしておきます

カラー剤にパウダーケラチンを入れておいたり
キレート剤を入れれば毛髪強化や
染色率をあげたり

髪の状態や質感によって
様々な対処をしていきます

これによってカラー後の髪も
安定してくるので
カラー後の２次ダメージを
防いでくれる効果もありますよ

今日のゲスト様

前回縮毛矯正の
施術をさせて頂きました

今回はカラーですね
ではアフター

しっかりと染まりましたよ

見た感じでは
大きな違いを感じないでしょうが
長い目で見た時に
カラーしたのに
そんなに傷んでないかも

こんな感触を
感じてもらえると思いますよ

まとめ

いかがでしたでしょうか？

ただ染めるなら誰でも出来ます

キレイに染めるなら美容師の技術が
ダメージを考えるならダメージレスを
考えられる美容師さんの技術が

そしてお家に帰った後や
長い目で見た時にカラーのダメージを
感じなくなるには
手間と処置が必要なんです

この手間と処置が
金額に入っていると考えて
カラー料金をみれば
何が違うのか分かるかもしれませんね

ただ染めるでいいですか？
髪や頭皮の事を長い目で考えて
染める事にしますか？

最後まで読んで頂き
ありがとうございます

お問合せ

定休日カレンダーになります

２か月先までの定休日予定が載ってますので
参考にしてくださいね

注※講習会などの都合で
変更される場合もあります