こんにちは。
本庄市の美容室 HairResort Arak(ヘアーリゾートアラック)
オーナー兼美容師の大志(タイシ)です。
当店で実際に施術した内容やアドバイスをお伝えします。
目次
こんな方におすすめ
- 髪型が毎朝まとまらない
- パーマやデジタルパーマでスタイルを楽しみたい
- 縮毛矯正に興味はあるけど、不自然になるのが不安
- できるだけ楽にスタイリングしたい
- マンツーマンで施術を受けたい
- レディースシェーブやブライダルシェーブがやりたい
当店の施術のこだわり
HairResort Arakでは、
お客様一人ひとりの髪質・クセ・骨格に合わせて、
薬剤の選定・施術工程・アイロン操作を最適化しています。
その結果、乾かすだけでキレイにまとまるスタイルを実現できます。
白髪染めで頭皮にカラー剤をつけすぎない|毎月染めるからこそ考えたい塗布方法
白髪染めというと、
「白髪は根元から生えているのだから、頭皮からしっかりカラー剤を塗らないと染まらない」
そう思われる方も多いと思います。
もちろん、白髪の量が多い場合や、生え際・こめかみなど目立つ場所では、頭皮近くまでしっかり塗布した方が仕上がりが良くなることがあります。
しかし私は、白髪染めだからといって頭皮全体に同じようにカラー剤を塗り込む必要はないと考えています。
大切なのは、白髪の量や生えている場所、見え方、そしてゲスト様が何を優先するかを見ながら、塗布方法を変えることです。

今回の白髪は全体で約10%
今回のゲスト様は、全体で見ると白髪率はおよそ10%ほどです。
ただし、白髪は頭全体に均等に生えているわけではありません。
頭頂部や後頭部は比較的少ないのですが、顔周り、とくにこめかみ付近のヘムラインには30%以上の白髪があります。

ここが、白髪染めの塗布を考えるうえでとても重要なところです。
「この方は白髪が10%だから、この塗り方」という単純な考え方ではありません。
分け目、生え際、こめかみ、耳周りなど、場所によって白髪の量も見え方も違います。
そのため、HairResort Arakでは頭全体を一律の塗り方にはしていません。
基本は頭皮につけないように塗布します
今回のカラーでは、ほとんどの部分をゼロテクに近い塗布で染めています。
白髪が少ない場所については、カラー剤を頭皮につけず、根元ギリギリまで塗布します。
分け目は白髪が見えやすいため、通常よりもかなりギリギリまで塗布しています。
一方で、白髪が30%以上あるこめかみ付近の生え際は、染まりを優先して一部だけ頭皮にもカラー剤をつけています。

つまり、
「頭皮につける」「頭皮につけない」を頭全体で決めるのではなく、場所ごとに塗り方を変える。
これが私の基本的な考え方です。
白髪率だけで塗り方を決めるわけではありません
例えば白髪が30%ほどある場所でも、髪を下ろした時にほとんど見えないところであれば、無理に頭皮までカラー剤を塗らないことがあります。
逆に、白髪率が10%程度だったとしても、分け目や生え際など非常に目立ちやすい場所では、根元ギリギリまで塗布したり、必要に応じて少し頭皮側までつけることがあります。
つまり判断するのは、単純な白髪率だけではありません。
「どのくらい白髪があるか」と「どこに白髪があるか」の両方を見ることが大切です。
なぜ必要以上にカラー剤を頭皮につけないのか
一般的な白髪染めに使われるのは、ジアミンなどを含む酸化染毛剤です。
酸化染毛剤は、髪をしっかり染めるためにとても優れた薬剤ですが、その一方で、頭皮に刺激やアレルギー反応を起こす可能性もあります。
とくにジアミンは、アレルギー性接触皮膚炎の原因になることが知られています。
ここで誤解してほしくないのは、
「頭皮につけなければアレルギーにならない」
ということではありません。
カラー剤を使用する以上、完全にリスクをなくせるわけではありません。
しかし私は、染めるために必要のない部分まで、毎回頭皮へカラー剤を塗り込む必要はないと考えています。
白髪染めは1回だけの施術ではありません
今回のゲスト様は、約1か月周期でカラーをされています。
1か月周期で考えると、1年で約12回。
5年続けば約60回。
10年なら100回を超える施術になります。
白髪染めは、1回きれいに染まれば終わりという施術ではありません。
これから何年も続けていく可能性が高い施術です。
だからこそ私は、
今日きれいに染めることだけではなく、長くカラーを続けていくことまで考えて塗布したい
と思っています。
カラー剤と薄毛について私が考えていること
「カラー剤を頭皮につけると必ず薄毛になる」
「カラー剤によって必ず毛根が弱る」
ということが、医学的に明確に証明されているわけではありません。
薄毛には加齢、遺伝、ホルモン、生活習慣、ストレス、頭皮疾患など、さまざまな要因があります。
そのため、カラーだけを原因として断定することはできません。
ただし、カラー剤が頭皮に刺激や炎症を起こす可能性があることは事実です。
そしてここからは、長年美容師として多くのゲスト様を見てきた私自身の経験になります。
カラー頻度が高い方。
毎回頭皮からしっかりカラー剤を塗布している方。
逆に、多少根元の染まりが甘くなっても頭皮への塗布をできるだけ避けてきた方。
長期間見ていると、頭皮や髪の状態に違いを感じることがあります。
もちろん、それだけでカラー剤が原因だとは言えません。
年齢や生活環境、体質、ストレスなどさまざまな条件が重なっています。
それでも私は、
明確なメリットがないのであれば、必要以上に薬剤を頭皮へ繰り返し接触させない方が良いのではないか
と考えています。
ゼロテクならすべて正解という話でもありません
ここも大切なところです。
今回の記事は、
「白髪染めはすべてゼロテクにすれば良い」
という話ではありません。
例えば白髪率が50%以上ある方の場合、頭皮につけずに塗布すると、根元に白髪が残ってかなり目立ってしまうことがあります。
その場合は、私は染まりを優先して頭皮から塗布することもあります。
また、白髪率が低くても、分け目やこめかみなど非常に目立つところでは、必要に応じて頭皮まで塗布します。
逆に白髪が多くても、髪を下ろした時に見えない部分なら、頭皮につけないこともあります。
最終的に一番大切なのは、ゲスト様が何を優先するかです。
「根元からしっかり染めたい」
「多少染まりが甘くても頭皮への接触を減らしたい」
「生え際だけしっかり染めたい」
人によって希望は違います。
そのため、きちんと説明をしたうえで塗布方法を決めています。
今回のカラー施術
今回は6レベルのナチュラルブラウンでリタッチカラーをしました。
使用しているのは、ジアミンを含む一般的な酸化染毛剤です。
白髪の少ない部分は、できるだけ頭皮につけないように塗布。
分け目は見えやすいため根元ギリギリまで。
そして、こめかみ付近の白髪が多い部分については、仕上がりを優先して少し頭皮にもつけています。
一人の頭の中でも、すべて同じ塗布をしているわけではありません。
頭皮につけなくても白髪は目立ちにくくできます

仕上がりです。
全体を6レベルのナチュラルブラウンで自然に整えています。
ほとんどの部分は頭皮につけずに塗布していますが、白髪は全体になじんでいます。

根元を近くから見ても、白髪はかなり自然に目立ちにくくなっています。
「頭皮につけない=白髪が染まらない」ではありません。
白髪が少ない場所であれば、頭皮への接触を抑えながらでも十分きれいに見せることができます。
この塗り方は数年前から続けています
今回のゲスト様は、現在特に頭皮トラブルがあるわけではありません。
数年前に私から、
「白髪の量を見ながら、必要のない場所は頭皮につけないように染めていきましょう」
と説明をさせていただき、それ以降この方法でカラーを続けています。
現在も約1か月周期でカラーをされていますが、今のところ特に頭皮トラブルはありません。
もちろん、頭皮につけない塗布をしているからトラブルが起きていない、と断定することはできません。
あくまで予防という考え方のひとつです。
白髪染めは「何色に染めるか」だけではありません
カラーというと、どうしても
「何色にするか」
「明るさを何レベルにするか」
ということに目が行きがちです。
しかし美容師側からすると、
どこに、どのくらい、どのようにカラー剤を塗布するか
ということも、とても重要です。
同じカラー剤。
同じ色。
同じ白髪染め。
それでも、すべての方に同じ塗り方をする必要はありません。
まとめ
白髪染めだからといって、すべての白髪を頭皮からべったり塗らなければならないわけではありません。
白髪の量。
白髪がある場所。
髪を下ろした時の見え方。
カラーの周期。
頭皮の状態。
そして、ゲスト様が何を一番優先したいのか。
それらを見ながら塗布方法を変えることが大切だと私は考えています。
必要なところにはしっかり塗る。
必要のないところには、できるだけつけない。
白髪染めは、これから何年も繰り返していく施術です。
だからこそ、
「今日きれいに染まること」と「長くカラーを続けていくこと」
その両方を考えながら施術していきたいと思っています。
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