Before：下に重さがたまりやすい状態でした

もともとレイヤーが入っているスタイルですが、時間の経過とともに毛先に重さがたまり、
シルエットがやや下に落ちて見える状態でした。
カラーは褪色してオレンジ味が出てきており、ツヤ感も少し物足りなくなっているのが気になるところです。

カットのポイント：襟足長めのレイヤーボブでくびれと動きを両立

① 襟足は“長め設定”で首元をほっそり見せる

くびれボブに憧れるけれど、襟足を短くしすぎるのはちょっと不安…という方には、
今回のような襟足長めのレイヤーボブがおすすめです。
首に沿って切り込むのではなく、自然に落ちる位置でラインを残すことで、
フォルムは締まりつつも上品な長さをキープできます。

② 表面レイヤーで軽さと動きをプラス

表面にはしっかりとレイヤーを入れ直し、毛先に向かってスッと動きが出るように調整しました。
ブラシを使わなくても、ドライヤーで乾かすだけでふんわりとした丸みと束感が出るように
レイヤーと量感をコントロールしています。

③ ボリュームの位置を“上”に持ってくるシルエット調整

下にたまっていた重さを適度に取り、トップ〜後頭部にかけてボリュームが出やすいようにカット。
全体のシルエットが一段と軽くなり、横から見たときのフォルムもグッと若々しい印象になります。

カラーのポイント：ブルーバイオレット7LVでツヤと透明感

カラーはブルーバイオレット7LVを使用しました。
退色によって出ていたオレンジ味をブルーでしっかり抑えつつ、
バイオレットでツヤと柔らかさをプラスしています。
7レベルなので落ち着いた明るさですが、くすみすぎない大人の透明感カラーに仕上がります。

After：くびれのある上品レイヤーボブに

襟足を長めに残したことで首元はすっきりしながらも品のある長さをキープ。
表面レイヤーのおかげで、横から見たときの丸みとくびれのバランスがとてもきれいです。
ブルーバイオレットのカラーでツヤと奥行きが出て、髪の動きがより引き立つ仕上がりになりました。

こんな方におすすめです

• くびれボブに挑戦したいけれど、襟足はあまり短くしたくない方
• レイヤーの動きは欲しいけれど、扱いにくいスタイルは避けたい方
• オレンジっぽく褪色しやすく、ツヤが欲しいと感じている方
• ドライヤーで乾かすだけで形が決まるスタイルにしたい方

まとめ：襟足長めレイヤーボブで、無理しない大人のイメチェン

「バッサリ短くするのは勇気がいるけれど、雰囲気は変えたい」という時には、
今回のような襟足長めのレイヤーボブ＋ブルーバイオレット7LVの組み合わせがおすすめです。
重さのたまりやすい部分を見極めてカットすることで、髪が動きやすくなり、
スタイリングもぐっとラクになりますよ。
気になる方はぜひご相談くださいね。