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2019/3/14 カラー

カラーで沁みるのとカブレるの違い

タイシです
では久々の今日のカワイイから

先日久々にサロンモデルの撮影に行ってきました
楽しい時間でしたね(^^♪

 

では本題
カラーをするといろいろな問題が出る事が多々あります

沁みるとカブレるは違うの?

特に多いのが頭皮が沁みてしまう場合と
頭皮が痛くなったり、痒くなる場合です

どちらも頭皮には良くないのですが
それは本当に危険なサインなのか?大丈夫の部類なのか
気になる所だと思います

まずはカラー剤というのは、おおまかにわけて3つの物質混ざり合ってます
パラフェニレンジアミンという酸化染料と
アンモニアなどのアルカリ剤
過酸化水素の3種類が混ざり合って化学反応を起こして
脱色・浸透・発色をして色が染まります

その時に頭皮に付着するパラフェニレンジアミンが
痒い、痛いなどを引き起こします
アルカリ剤の浸透作用によって、これがさらに強くしていくんです

これが俗に言われる「かぶれ」という現象です
ジアミンカブレと言われていますね
要はパラフェニレンジアミンはアレルギー物質なんです

 

では沁みるとは
これは過酸化水素とアルカリ剤が混ざる事によって起こされる脱色が原因です
過酸化水素は身近な所に消毒薬(オキシドール)として使われていますね

傷口などにオキシドールを塗って消毒の経験ありませんか?
(今の時代は使ってないようですので知らない人もいるかもですね)
あれって凄い沁みましたよね

あれと同じような現象が起きておるので
沁みるという事が起きているんですね

消毒もそうですが、カラーの沁みるって最初だけじゃないですか?
そう一定時間すぎると効果が薄まるんですね

沁みる場合はジアミンの影響の場合もありますが
もし過酸化水素が原因でしたらアレルギー反応はでませんので
一時的に沁みるだけでおわります
(あまりにも沁みる場合は対策が必要です)

さて原因はわかりました
では

どのようにするのがいいのか?

まずはカブレる場合ですが
この場合は染める事自体を止めるのが1番いいです

ただそうはいかないですよね
ですのでパラフェニレンジアミンを使用していない
カラー剤で対応するのが1つ目です

もう1つはパラフェニレンジアミンの量を減らして
反応を少なくしたり、させなくするのが2つ目の方法です
(ジアミン減らしたら染まらないじゃんと言われますが、そこは企業秘密)

 

では沁みる対策は?
これは過酸化水素濃度の調節で対応です

減らしすぎると明るくなりにくし
多いと沁みるという感じですので、これは数と感覚でやっていくしかないですね

あとはブロック塗布という技法もありますが
これもご来店頂いたらのお楽しみにしましょうか

 

さて

前置き長くなりましたが

ビフォーから

毛先の色が抜けている状態です。少しカットして
アルカリカラーのジアミンと過酸化水素とアルカリを調節して染めてみます

このUさんは結構沁みてしまうのが悩みでした
当店で施術するようになってからはそういう
トラブルがなくなったと言ってもらえました

 

ではアフター

最近仕入れた新しいトリートメント効果もありまして
綺麗に仕上がりました

いかがだったでしょうか?
原因がわかると染める時も不安が少なくなるのではないでしょうかね?
とにかく対策をしないと

大変な事になりますよ

今日はここまで

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